NAG racing service:ナグレーシングサービス
NAG racing service:ナグレーシングサービス : 内圧コントロールバルブ サーキット用内圧コントローラー「Superb Force RR レース仕様(NAGバルブ)」
¥39,050 (税込)
取り付け・精度 | 5 |
---|---|
品質・質感 | 5 |
性能・機能 | 5 |
コストパフォーマンス | 3 |
使用感 | 4 |
今でこそ50%くらいの市民権を得た「クランクケース減圧」ですが、2000年ごろは99%がオカルトチューンの一種だと思っていたように感じます。
今でも否定的な人はそうですね。
最近はリードバルブ式の寺本自動車製が幅を利かせていますが、このジャンルを確立して広めたのは絶対にNAGです。
寺本自動車の方が商売上手なのでしょうけれど、最初にクランクケース減圧を知らしめる為に多大な努力をしたNAGに敬意を表して、必ずNAG製品を買う事にしています。
KTM純正流用だと激安で自作できる!なんて話もネットには溢れていますが、そういう事ではないのです。
苦労した人には報いなきゃ。
というワケで購入したこの商品、内部のキノコ型樹脂がクランクケース内の圧力変化に応じて動き、ワンウェイバルブ、チェックバルブの動きをします。(総称してPCV)
その効果は絶大。
こんな簡単な装置なのにしっかり効果を体感できるほど減圧出来てしまうのがスゴイ。
一般的な並列4気筒ではピストンの上下動によるケース内圧力変動が少ないので体感しにくいのですが、単気筒、Vツイン、V4、クロスプレーン4気筒などでは効果を体感しやすいはずです。
試してませんが、たぶん一番効くのはBMWのボクサーツイン。
誰もが体感しやすいのはエンブレが弱まる事。
この「レース用」は全力で減圧するタイプなので、強力なエンブレが発生するはずの90度Vツインなのに、2ストローク250cc並までエンブレが効かなくなります。
スロットル閉じてもほぼ空走するだけ。
やったぜ!
あまりにもスタンダードと特性が違うので、メーカーは公道使用禁止としています。
(あと、このテの減圧装置が抱える宿命のエマルジョン対策が一切されていないから)
2ストロークで育ったオッサンにはとてもありがたいフィーリングで、乗りやすい事この上無し。
他にはエンジン回転のフィールが軽い、高回転で伸びる、ドンツキが減るなどがあります。
ただし、ドンツキ解消は車種によってはいくつかの条件が整わないと逆に悪化する可能性もあります。
メーカーホームページ(とても読みにくい)を良ーーーく読んで、原理を全部理解してから使いましょう。
『良く効く』とう事は、間違った使用方法だと『劇的に悪化する』という事でもあります。
単純な装置をちょっと足すだけですが、かなり重要な部分に重大な変化をもたらすので、ナメてると自分自身や他人を危険な目に会わす事になります。
DOCATIのエンジンなのにDUCATI用を購入しない理由は、DUCATI用には「レース」設定が無いのが一つ。
個人的に派手なアルマイトの掛かった削り出しパーツが嫌いなのが一つ。
それと、DUCATI用よりも効果的に内圧を下げつつブローバイガスの気液分離する方法を思いついたから。(実験中なのでやり方は秘密)
何にしても「効果がない」と言っている人は『ニブイから』ではなく、『装着方法が間違っているから』という可能性が高いです。
きちんと到着していればきちんと効いて、きちんと効けば「体感できない」なんて事はあり得ないレベルで変化します。
必ず!
最後に、キッチリ装着するとアイドリングで作動音が結構聞こえます。
公道用でブローバイガスをエアボックスに還元する仕様だと小さく「カコカコカコ・・・」と聞こえるだけですが、レース用でブローバイをタンク下のファンネル辺りに大気開放してると「ペコペコペコペコ!」とか「ポポポポポポポ!」とか、なかなかカッコ悪い音がバッチリ聞こえます。
その音こそが効いてる証拠なので、安心してコースイン出来るってもんですよ。
(走り出したら走行風と排気音で聞こえません)
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